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2011年10月14日

体内に小さなエビが棲んでいる網目状の生き物「カイロウドウケツ」

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カイロウドウケツ(偕老同穴、Venus' Flower Basket(ビーナスの花かご))は六放海綿綱に属する海綿の仲間である。二酸化ケイ素(ガラス質)の骨格(骨片)を持ち、ガラス海綿とも呼ばれる。その外見の美しさから、しばしば観賞用として利用される。日本では相模湾や駿河湾などで見られる。

カイロウドウケツは円筒状の海綿で、海底に固着して生活している。体長は5-20cmほど、円筒形の先端は閉じ、基部は次第に細くなって髭状となり接地している。円筒の内部に広い胃腔を持ち、プランクトンなどの有機物粒子を捕食している。分布は1000mほどの深海に限られており、砂や泥の深海平原を好む。
カイロウドウケツはパレンキメラ (parenchymella) と呼ばれる幼生を経て発生する。成体となったカイロウドウケツの表皮や襟細胞、柱梁組織(中膠)といった体の大部分はシンシチウム(共通の細胞質中に核が散在する多核体)である。
カイロウドウケツの骨片は人間の髪の毛ほどの細さの繊維状ガラスであり、これが織り合わされて網目状の骨格を為している。これは海水中からケイ酸を取り込み、二酸化ケイ素へと変換されて作られたものである。このような珪酸化作用はカイロウドウケツに限ったものではなく、他の海綿(Tethya aurantium など)も同様の経路でガラスの骨片を作り、体内に保持している。これらのガラス質構造はSDV(silica deposition vesicle)と呼ばれる細胞小器官で作られ、その後適切な場所に配置される。カイロウドウケツのガラス繊維は互いの繊維が二次的なケイ酸沈着物で連結されており、独特の網目構造を形作っている。ガラス繊維には少量のナトリウム、アルミニウム、カリウム、カルシウムといった元素が不純物として含まれる。なお、普通海綿綱の海綿が持つ海綿質繊維(スポンジン)は、カイロウドウケツには見られない。

カイロウドウケツの網目構造内、胃腔の中にはドウケツエビ(Spongicola venusta De Hahn)と呼ばれる小さなエビが棲んでいる(片利共生である)。このエビは幼生のうちにカイロウドウケツ内に入り込み、そこで成長して網目の間隙よりも大きくなる。つまりは外に出られない状態となるのである。多くの場合、一つのカイロウドウケツの中には雌雄一対のドウケツエビが棲んでおり、二匹が海綿内で一生を過ごす[1]。なお、編み目から入るときには雌雄は未分化の状態で、内部でやがて分化する。ドウケツエビは、海綿の食べ残しやガラス繊維に引っかかった有機物を食べて生活している。また、カイロウドウケツの網目がドウケツエビを捕食者から守る効果もあるとされる。

ヘッケルによるスケッチ。右下にカイロウドウケツが描かれている。
深海を生息域とするカイロウドウケツだが、骨格が珪酸質で比較的保存されやすい事、形状が美しい事から、打ち上げなどの形でしばしば人目に触れる機会があった。ヴィクトリア朝時代のイギリスでは非常に人気があり、当時は5ギニー(現在の貨幣価値で3,000ポンド以上)ほどの値段で売買されたという。
カイロウドウケツには「偕老同穴」の字を充てるが、「偕老」及び「同穴」の出典は中国最古の詩篇である詩経に遡る。前者は邶風・撃鼓、後者は王風・大車に登場する。これらを合わせて「生きては共に老い、死しては同じ穴に葬られる」という、夫婦の契りの堅い様を意味する語となった。この語がカイロウドウケツ中のドウケツエビのつがいを評して用いられ、後に海綿自体の名前になったと言われている。ちなみに日本の文献としては、平治物語の中に「偕老同穴の契り深かりし入道にはおくれ給ひぬ」(上巻第六)というくだりがある。現在でもカイロウドウケツは結納の際の縁起物として需要がある。
工業的な側面から、カイロウドウケツのガラス繊維形成に着目する向きもある。例えば光ファイバーに用いるようなガラス繊維の製造には高温条件が必須であるが、カイロウドウケツはこれを生体内、つまり低温で形成する。このような低温条件での繊維形成制御機構を解明し、いわゆるナノテクノロジーや光学用途へ応用する事が期待されている。(ウイキペディア)

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2011年09月28日

非常に扁平なウニの1種「スカシカシパン」

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スカシカシパン(英語: Sand dollar、学名:Astriclypeus manni)は、棘皮動物ウニ綱タコノマクラ目カシパン亜目スカシカシパン科に属するウニの1種。いわゆるカシパン類で、体に穴が開いていることからこう呼ばれる。

この類の特徴として、非常に扁平な殻と、ごく短くて棘とは認識できない程度の棘を持つ。加えて背面の花紋の延長上、縁までの間に細長い穴が1個ずつ開いている。同類のヨツアナカシパンの場合、穴は生殖口のことで背面上側に体内に向かう穴が開いているのだが、スカシカシパンの穴は体そのものを貫き、背面と腹面をつなげるものである。スカシカシパンの種類の中には黄色の液を出す種類もある。
全体はほぼ円形で、直径約14cm、高さは1.5cm。下面はほぼ平坦、上面は中央がやや隆起する。直径の半分くらいに歩帯が桜の花の模様のような形を描く。下面では中央の口から溝が穴の方向に刻まれ、穴の手前で二分してその両側に流れる。
浅い海の砂底に半ば埋もれて生息する。餌は砂の中のデトリタスである。天敵は甲殻類や魚類が報告されている。
日本では本州中部から九州に見られる。化石は日本各地の第三紀層から報告される。
英名の "sand dollar" は、その形が大きなコインに似ていることに由来する。

スカシカシパン、タコノマクラを含むカシパン類、およびブンブクチャガマを含むブンブク類はウニ綱に属するウニの仲間であるが、ムラサキウニやバフンウニのように食用にはならない。これは、可食部である精巣・卵巣がほとんど発達していないこと、硬く大きな外骨格を割るのも容易ではないこと、中身が食欲をそそらない黒緑色や、暗褐色をしている種が多く、種によってはヘドロのような異臭がするものがいることなどがその理由である。カシパン類、ブンブク類は畑の肥料として利用されることがある。(ウイキペディア)

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2011年09月12日

透き通るような美しい緑色「アオミオカタニシ」

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アオミオカタニシ(青身陸田螺、学名:Leptopoma nitidum)は、ヤマタニシ科に分類される陸生貝類の一種。

南西諸島(奄美群島、沖縄諸島、宮古諸島、八重山諸島)及び台湾、パプアニューギニアの各地に分布する。しかし奄美群島(奄美大島、徳之島、与論島)では絶滅したと考えられている[1]。

主に石灰岩地域の森林内に生息するが、公園や農地周辺等の人の生活の近い場所でも確認することができる。樹上性の巻貝で、樹木の幹肌や葉の裏、ゲットウやクワズイモ等の草本に付着している。冬季には林床のリター(落葉・落枝)内で生活する。餌は樹皮につくコケなど。

その名の通り透き通るような緑色(青色)をしており、他の陸生貝類(カタツムリ)と見分けがつきやすい。この緑色は殻ではなく本体(外套膜)の色で、殻は白色を呈した半透明である[2]。そのため死殻(死骸)の色は乳白色であるので注意が必要である。

雌雄異体で、大きさは殻高15mm前後、殻径15mm前後。殻は薄く、形状は丸みを帯びた円錐形で殻頂は尖る。殻口は円形で、縁は外に反り返り、蓋を持つ。この蓋を持つことも一般的なカタツムリ類との大きな違いである。この蓋はカタツムリの中身が出た際には後方に開く。また、カタツムリの多くが触角を2対もち、その先端に眼をつけるのに対し、本種は触角が1対で、眼もその基部につける[3]。

沖縄方言ではオールーチンナンというが、オールーは青い、チンナンはカタツムリという意味である[4]。
美しい色をしているため、野生個体が採集され、ペットとして飼育されることがある。

- 2007年公表の新レッドリストから掲載されている[5]。
鹿児島県版レッドデータブック - 絶滅
沖縄県ではよく観察することができるが、鹿児島県では近年沖縄県からの偶発的な持ち込みによる個体しか確認されておらず絶滅したと考えられている[1]。
また、沖縄県でも公園など人の生活場所に近い生息地では下草の除去などにより土壌環境の悪化、人による採集、アフリカマイマイ等の移入種との競合やコウガイビルの仲間等の外来捕食者の影響が懸念されている。(ウイキペディア)

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2011年05月22日

体表に硫化鉄でできた鱗を持つ巻貝「スケーリーフット」

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ウロコフネタマガイ(学名:Crysomallon squamiferum 、英:Scaly-foot gastropod / Armored gastropod)は2001年にインド洋から発見された巻貝である。体表に硫化鉄でできた鱗を持っており、鉄の鱗を持つ生物の発見として注目された。その鱗の様から俗にスケーリーフット(scaly-foot、「鱗を持つ足」の意)とも呼ばれる。体の構成成分として硫化鉄を用いる生物の報告は本種が初となる。

採集地のロドリゲス海嶺三重点近傍
ウロコフネタマガイが発見された海域は「かいれいフィールド」と呼ばれるエリアで、モーリシャスの東南東に位置する[1]。これは3つのプレート(アフリカプレート・オーストラリアプレート・南極プレート)が接するロドリゲス三重点の22km北にあたる。このかいれいフィールドは深度 2420-2450m、2000年に海洋研究開発機構(JAMSTEC)の無人深海探査艇「かいこう」によって発見された熱水噴出孔である。深海の生物相調査は世界各地で行われているが、ウロコフネタマガイは今のところこの海域からしか発見されていない。かいれいフィールド周辺には西太平洋と大西洋の生物相が混在しており、ウロコフネタマガイ以外にもアルビンガイ(Alviniconcha hessleri)のような希少な深海性の貝類が発見されている。その為、この海域は国際的な研究競争の場となっている。
最初にウロコフネタマガイが発見されたのは2001年、アメリカの研究チームによるものである。この結果はアメリカの学術誌であるサイエンスに報告された(Van Dover et al. 2000)。1年後の2001年、JAMSTEC を中心とした日本のチームが海域を再調査し、個体の採取を行った。2006年には再び JAMSTEC や産業技術総合研究所の共同チームが調査を行い、飼育実験などを行っている(後述)。

ウロコフネタマガイはベントスであり、チムニーの壁面などに鱗を持った足を広げて付着し、アルビンガイ群集とともにコロニーを形成している。ウロコフネタマガイはコロニーにおいて最も内側に分布し、チムニーに直接接している場合が多い。それに対しアルビンガイなど他の生物は、ウロコフネタマガイの上に積層して生活している様子が報告されている。
ウロコフネタマガイの殻の直径は最長部で約4cmである。貝殻や鱗は共に黒色に近いが、深海から採取して飼育を続けると錆が沈着して褐色を帯びる。鱗は前述の通り硫化鉄を成分としており、幅数mmのものが密に配列している。鱗を構成する硫化鉄は単磁区構造の結晶で磁性を帯びており、また強度的にも優れたものである(Suzuki et al. 2006)。ただし2009年の調査では硫化鉄を含まず外見も白い個体群も見付かっている[2]。一般的な巻貝は、外敵に襲撃されるなどして危険を察知すると蓋を閉めて身を守るが、ウロコフネタマガイは蓋を持たない。捕食性のカニやエビなどに襲われると、鱗を持った足を縮めて鱗で防御する。
ウロコフネタマガイが棲むチムニー周辺にはいわゆる化学合成生態系が形成されており、そこに生きる貝類の多くは硫黄酸化細菌を体内に共生させている。既知のアルビンガイやシロウリガイが鰓に細菌を共生させてエネルギーを得る一方、ウロコフネタマガイは消化管の組織中に共生細菌を保持している(Goffredi et al. 2004)。

2006年のしんかい6500による探査では、スラープガンと呼ばれる掃除機様の吸引機能を持った装置で生体が採集され、支援母船「よこすか」上で飼育実験が行われた。採集された個体(184個体)の飼育を船上で試みた結果、3週間にわたり90%以上の個体が生存したが、次第に活動が低下した事が報告されている。また、この間に沈着した殻や鱗の錆がストレスの原因となった事が示唆されており、長期の飼育には海水中の溶存酸素量を低下させる必要があると考えられている。
このとき採取されたウロコフネタマガイの一部は新江ノ島水族館に輸送されたが、数日間の飼育の後に死滅している。現在(2006年3月31日〜)では標本化されたものが当所で展示されている。(ウイキペディア)

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2011年05月12日

北海道稚内市のノシャップ寒流水族館で、通常の数倍の大きさの巨大クリオネ3匹を展示

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 北海道稚内市のノシャップ寒流水族館で、通常の数倍の大きさの巨大クリオネ3匹が展示され、人気を集めている。大きな翼足をヒラヒラ揺らしながら水槽内を上下する姿は、抜群の存在感だ。

 「流氷の天使」の愛称で親しまれるクリオネは、巻き貝の仲間。稚内水産試験場が沖合での資源調査中に採取し、寄贈した。一般的な大きさが体長1〜3センチなのに対し、3匹は5〜7センチもある。

 水族館によると、クリオネの生態は未解明な部分も多いが、この程度まで成長する個体もあるという。「大天使」を見た入館者は、びっくりしつつ「大きいのに、泳ぐのは案外上手だね」。(毎日新聞 2011年5月11日 19時00分)

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2011年02月03日

長崎県でカキの殻がハートの形になっている「ハートカキ」の開発に成功

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 長崎県の佐世保市相浦漁協は1日、バレンタインデーを前に、カキの殻がハートの形になっている「ハートカキ」の開発に成功したと発表した。
 約3カ月間のカキの成長に合わせて、金具などを使って殻に圧力をかけてハートの形に仕立てた。田淵次郎理事は「ハート形のカキの量産養殖は世界初」としている。
 カキは西海国立公園に指定される同市の九十九島の海域で養殖。潮流が速いことなどから、身がしまり、小粒で味が濃厚なカキが採れるという。2011年02月01日 17時40分(佐賀新聞)

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2010年07月07日

ジャンボタニシの繁殖期を迎え、鮮やかなピンク色の卵塊が広がる。滋賀

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 全国的に稲の食害が問題となっている外来種の巻き貝・スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)の繁殖期を迎え、水田が農地の9割を占める県内でも、鮮やかなピンク色の卵塊が目立っている。産卵後、2週間ほどで次々ふ化するため、県などは駆除を呼びかけている。

 南米原産の同貝はテニスボールほどになる大きさが特徴。1980年代に食用に輸入・養殖されたが普及せず、放置されて野生化した。稲への食害や周囲の生態系も破壊してしまうことから要注意外来生物に指定されている。最も被害の大きい九州では水田全体の6分の1で見つかるというやっかいものだ。

 県内では、かつて養殖業者がいた野洲市内から守山市内にかけて分布が集中している。ところが、彦根市でも見つかるなど市民が持ち帰り繁殖させてしまったとみられるケースもある。県自然環境保全課は「一度広まれば根絶はほぼ不可能。卵を見かけたら、はがしてつぶし、駆除するように」と、話している。(毎日新聞 2010年7月4日 地方版)

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2010年05月24日

京都で逆巻きのキセルガイ発見

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 滋賀県立琵琶湖博物館(同県草津市)は27日、カタツムリやナメクジの仲間のキセルガイで、貝殻の巻きの向きが通常とは逆の右巻きの個体を発見した、と発表した。

 突然変異によるものとみられ、同博物館は「逆巻きの原因について遺伝的研究を進める上で貴重だ」としている。

 見つかったのは、関東以南に広く生息する、小型のキセルガイの一種のナミコギセルガイで、長さ12ミリの大人の貝。

 同博物館の中井克樹主任学芸員(陸生貝類)が、京都府城陽市の住宅地の草むらで十数匹を採集し、うち1匹が右巻きだった。

 同博物館によると、巻き貝類は通常、種類によって巻きの向きが決まっており、200種類近くある日本産のキセルガイは、すべての種で左巻きなのが特徴という。2010/04/27 11:46 【共同通信】


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